大阪府高石市の鑑定評価

大阪府高石市の不動産鑑定に精通した不動産鑑定士です。日本アプレイザルネットワーク株式会社は公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会の会員であり、大阪府高石市をはじめ全国の最新の取引事例、賃貸事例を収集することが可能です。
弊社は、不動産鑑定士としての専門性とネットワークをベースに、大阪府高石市をはじめ全国の不動産鑑定評価を得意としております。大阪府高石市の不動産定評価でご相談があれば、日本アプレイザルネットワーク株式会社まで、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

以下は、以前、大阪府高石市の不動産鑑定評価を行ったときに地域要因の分析で記載した文章の一部です。

① 市区町村の概況
(a)沿革
大阪府高石市は、明治22年に高石村として発足し、大正4年1月に町制を施行、昭和28年4月には取石村を編入合併して、6.09k㎡の町域を有するようになり、その後人口の急増、臨海工業地帯(高砂地区)の埋め立てなどにより著しい発展をとげ、昭和41年11月1目に市制を施行した。現在の市域は、東西6.1㎞、南北4.1㎞、総面積11.35k㎡である。市域は内陸部と臨海工業地帯である高砂地区とに二分される。
北と東は堺市に、南は和泉市、泉大津市にそれぞれ隣接し、西は大阪湾に面する。高石、羽衣、富木の主要3駅から大阪市中心部まで約20分、和歌山市までは約50分で、大阪市内への通勤圏内にある。海岸沿いは、かつては白浜青松の地で別荘地や高級住宅地、大型の観光旅館等が多く立地し、良好な環境を形成していたが、工場進出による環境汚染や杜会経済的状況の変化から、その名声はやや薄れつつある。

(b)人口の状態
高石村発足時は、人ロ3,307人(世帯数610戸)であったが、大正4年の町制施行時には4,809人(世帯数935戸)、昭和41年の市制施行時には47,650人(世帯数12,325戸)、平成14年6月1日現在の人ロ62,521人(世帯数23,883戸)、平成15年6月1日現在の人口62,054人(世帯数23,836戸)、平成16年6月1日の人口61,944人(世帯数23,951人)と推移し、平成17年6月1日の人口は61,664人(世帯数24,028戸)となっている。平成2年をピークに人口は継続的な微減傾向にある。

(c)交通施設の状態
大阪府高石市の鉄道網は、海岸寄りを南海電鉄(羽衣駅、高石駅、泉大津市の北助松駅)が、東部をJR阪和線(富木駅、和泉市の北信太駅)がほぼ平行に走行している。また、JR羽衣線(東羽衣駅)が阪和線(堺市の鳳駅)と連絡し、南海本線と阪和線とを乗り継ぐ鉄道となっている。また、羽衣駅から高師浜線(伽羅橋駅、高師浜駅)が分岐している。なお、市内にはバス路線はない。

(d)道路整備の状態
大阪府高石市の幹線道路としては、府道大阪臨海線、府道堺阪南線(旧国道26号)、国道26号(第二阪和国道)、府道大阪和泉泉南線(通称13号線)が市域をほぼ南北に縦走し、府道高石南線が市域をほぼ東西に走り、それぞれを連絡している。また、市域南部を走る府道松原泉大津線が開通している。なお、市道の舗装率はほぼ100%である。都市計画道路については、新村北線、南海中央線、府道高石北線が整備中であり、高石大園線、取石舞線、大阪湾岸線は開通している。また、高石南線、羽衣駅前線などの道路が計画されている。高速道路は阪神高速道路湾岸線(高石出入口)がある。
なお、近年都市計画道路の見直しにより、大阪和泉泉南線及び北助松駅千原線については、その計画が廃止されている。

(e)上下水道ガス等の整備の状態
上水道:普及率は、ほぼ100%である。
公共下水道:整備面積は約509ha(計画面積約662ha)、整備率は約76.9%、整備区域人口は約47,606人で、徐々に増加している(平成17年3月末日現在)。
ガス:平成16年12月現在の都市ガス供給世帯数は25,368戸である。

(f)商業施設の状態
各駅周辺に近隣商業地が形成されている。特に高石駅近くのスーパー一ライフ及び西友ストアーが顕著で、第二阪和国道沿いに路線商業型の店舗が多く立地している。近年では羽衣地区の「新東洋」跡にスーパーオークワ等がオープンしたほか、高石駅周辺で再開発事業が行われ、駅東側の再開発ビル(アプラたかいし)が平成15年春に完成している。また、南海羽衣駅の東側0.6haで羽衣駅前東地区市街地再開発事業(平成8年12月計画決定、内容→再開発ビル、駅前広揚、北側道路の拡幅等)が、南海電鉄高石駅と堺阪南線に挟まれた地区で高石駅西土地区画整理事業(面積約12.1ha、平成8年12月24日計画決定)が計画されているが、何れも計画決定段階であり具体的な進展は認められない。

(g)商圏及び顧客の状態
大阪府高石市の商業は、住宅都市という性格を反映し日常品の供給を目的とした小売業が主体であり、上記商業地の各商圏は何れも高石市内及びその周辺に限られている。大阪市、堺市等近隣諸都市とかかわりあいが強く、多くの業種で競合状態にあるといえ、近年は、これらの諸都市の商業核が再開発等により整備機運にあることから、当市の商業環境は厳しさを増しつつある。

(h)将来の動向その他
平成2年に策定された「第2次高石総合計画」では、まちづくりの基本理念を生きがいとゆとりと、うるおいに満ちた「新しい豊かさを創造するまちづくり」と定め、内陸部の住宅地と臨海部の工業地が明確に区分されている都市構造を踏まえて、主要3駅周辺の市街整備の推進、東西軸の強化の推進、道路ネットワークの形成、南海本線の連続立体交差化の推進、陸海空にわたる国際物流センターとして物流地区の整備等を図ることとされている。
平成15年3月、高石駅前に住宅、店舗、市民文化施設等の複合施設である「アプラたかいし」が開館した。「アプラたかいし」の3、4階は文化ホール、ギャラリー、図書館、消費者センター等の多様な機能を持つ、たかいし市民文化会館(アプラホール)である。
最後の大型旅館である「天兆閣」跡地にはマンションが建築され、その他工揚、社宅等の住宅地化も顕著である。


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